子どもの将来の夢・教員はもう定番ではない?
2015/06/20
1999年から、小学校1年生と6年生を対象に
「将来就きたい職業」のアンケート調査が行われている。
昨年1 位のスポーツ選手は、この調査が始まった1999年以来15年連続で第1位だ。
他に毎年人気があるのは、警察官、消防士、運転士・運転手、TV・アニメキャラ、職人などである。
調査開始以来、常に20位内に入っていた
「教員」が、2013年の調査では初の圏外になった。
これに対して、女の子に人気なのは、
パン・ケーキ屋・お菓子屋、花屋、保育士、芸能人・タレント・歌手、
看護師、医師、理容・美容師などだ。
教員の人気は男の子より高く、常にベスト10に入っていたが、
こちらも2013年に初めて10位圏内から外れ、12位になっている。
「大きくなったら先生になりたい」という子どもは、
少なくなって来ているのであろうか。
6年生のアンケート結果を見てみよう。
こちらも1位は小1と同じくスポーツ選手だが、
教員は4位と大幅に順位を上げている。
6年生の女の子の1位もまた、1年生と同じく、
パン・ケーキ・お菓子屋が1位だが、
全体に占めるパーセンテージは減っている。
そして、第2位教員で、こちらも1年生に比べて高い人気だ。
この教員の順位差は、単純に小学校1年生はまだ先生と
接するようになって間もないためと思われる。
それは、女の子の保育士人気が高いことからも伺える。
まだまだ教員は子どもの夢の定番と言って良いだろう。
ちなみにこの調査、親が子どもになって欲しい職業ランキングもある。
「好きなものならなんでも」という項目はないのだろうか。ランクインしていなかった。