教員の電話相談
2015/04/07
精神を病んで休職や退職に追い込まれる教員が多いことは、
繰り返しお話ししている。
忙しさやプレッシャー、児童成都との関係、
保護者や上司との関係。教員の悩みは尽きない。
もしも取り返しがつかないほど追い込まれてしまう前に
気軽に相談出来る場所があれば、
こうした事態が回避できることも多いのではないだろうか。
私には2人の子どもがいるが、特に1人目の育児中は精神的に不安定になった。
初めての育児で、日中は1人。産後はホルモンバランスも崩れて
精神的に不安定になりやすい。
こうした時に、何度か育児の電話相談にお世話になったことがある。
友人に話を聞いて貰ったこともあるが、本当に「ヤバい」時は、
近しい人間には逆に話しづらいし、友人では育児に関する
適切なアドバイスが出来るとは限らないのだ。
教員にも、同じように安心して相談出来る窓口がある。
本人はもちろん、家族や周囲の人も相談できる。
国や地方自治体などが運営しているので、
相談は無料。もちろん秘密も守られる。
例えば、「こころの健康相談統一ダイヤル」。
都道府県・政令指定都市が開設している「心の健康電話相談」などの
公的な電話相談窓口につながる全国共通の電話番号を紹介するサイトだ。
電話をかけると最寄りの公的な相談機関に接続してくれる。
平成21年の時点で、北海道、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、
栃木県、福井県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、京都府、
和歌山県、徳島県、福岡県、佐賀県、沖縄県の17道府県で利用可能だ。
他にも「こころの健康相談統一ダイヤル携帯サイト」、
「こころの健康相談」「自殺予防総合対策センター」など、
いくつもの心と体のさまざまな悩みを受け付ける公的な相談窓口がある。
1人で解決出来ないことはたくさんある。どうか手遅れになる前に、周りに頼って欲しい。