教員とママの微妙な関係
2014/08/21
前回のモンスターペアレントに引き続き、
教員と保護者との間の問題について書いていきたいと思う。
前回もご紹介したモンスターペアレントの意味をもう一度確認しよう。
「自己中心的な理由から、学校・教職員に対して
非常識で理不尽な要求を突きつけてくる保護者。
いわゆるクレーマーの一種。
本来ならば児童の自助努力や親同士、
コミュニティー間で解決が図られるべき事柄に対しても、
一方的に学校に押し付けようと圧力をかける。」
(新語時事用語辞典)だそうだ。
この後半部分。「本来ならば児童の自助努力や親同士、
コミュニティー間で解決が図られるべき事柄に対しても、
一方的に学校に押し付けようと圧力をかける。」
「圧力をかける」まで行かなければモンスターペアレントとは言わないが
「本来ならば児童の自助努力や親同士、コミュニティー間で
解決が図られるべき事柄に対しても」学校になんとかして欲しい、
すべきだと考えている親は結構多いのではないかと、
親になった今、他の保護者と接していると思うことがある。
特に最近は、叱らない育児が流行している
(私は「流行」だと思っている)ので、先生にも
それを求めるママ達も一定数存在する。
自分の子どもは一人から数人だから、
叱らない子育ても可能かもしれないが、
何十人といる子どもを叱ることなく
管理できる人など、果たして存在するのか。
家庭ではある程度自由にさせても良いと思うが、
集団生活をさせるにあたり、その場その場のルールに合わせることを、
子ども達にも教えるべきではないだろうか。
私はたった二人育てるのに毎日キーキー怒っているので、
数十人いる子ども達を毎日無事に過ごさせてくれるだけで、
先生を拝みたい気持ちになる。
モンスターペアレントになり得る親というのは、
他力本願で「自分こそが正しい」という思いが強いのだろう。
躾は家庭ですべきではないだろうか。