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生徒から教員への悩み相談 | 教員の転職あるある

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生徒から教員への悩み相談

      2015/06/21

高校2年生の時、若い女性の養護教員が赴任してきた。穏やかで優しい先生で、クラスで上手く行っていなかった私は、ちょくちょく保健室に行っていた。当時の私は空気が読めず、中学生の頃から年に一度はクラスで上手く行かなくなる時期があったのだが、この頃はそれに加えてクラス内の男子と付き合い始め、昼食を食べるときなどにグループからちょくちょく抜けたりして、一層浮いてしまったのだ。
ある日、いつものように保健室にいた私は、ふと「この先生なら聞いてくれるかもしれない」と思い、先生に「クラスで浮いていて、学校に来るのが辛い日がある。」と話し始めた。
先生は、時折相槌を打ちながら黙って聞いてくれた。そして私が話し終わるのを待ってこう言った。
「クラス以外に、心を開ける友達はいる?部活でも、去年のクラスでも、学校以外でも。」
「はい、います。」
「それなら、今のクラスで無理に作らなくてもいいんじゃないかな。だって、クラスに馴染みたいからって、彼と別れたりする気はないでしょ?毎年親友作らなくてもいいじゃない。」
いかにも大人しそうな先生の意外な言葉に、私は少し面食らってしまった。しかし、すぐにそうだなと納得した。今までそんな風に考えたことすらなかったのだ。
それからは、無理にグループに入ろうとしたり、人の顔色を伺ったりするのをやめた。すると、かえって周りから浮くことも嫌われることもなくなった。今でも、新しいコミュニティーに入るときに無理に友人を作ろうとはせず、いつも自然体でいられる。そして、あの頃よりずっとたくさんの友人に恵まれている。
あの若い養護の先生に悩みを打ち明けたことによって、私の人生は変わった。生きやすくなったのはもちろんだが、何よりも大切なのは、嫌われたくないという自分本位な気持ちで人と接していた私が、相手に対して誠実でいられるようになったことだ。
教員にとっては何気ない一言でも、児童や生徒の人生を変えることがあるのだ。

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