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新任教員の養成 | 教員の転職あるある

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新任教員の養成

      2015/06/21

前回、数年前に行われたある調査において、入社後3年以内に仕事を辞めた人の業種別割合が、大卒では小中学校の教諭や塾講師など「教育、学習支援」が48・8%でワースト1だったことを述べた。

次代を担う子ども達の教育という、やりがいある仕事を選択した素晴らしい若者の挫折は悲しいものだ。せっかく憧れの教員になった若い教員たちが、教員としての自信を持つことができるようにするには、一体どうしたら良いだろうか。

新任教員の養成と言えば、まず思い浮かぶのが新規採用された教員に対して一年間行われる初任者研修である。初任者研修の目的は、文部科学省によれば「実践的指導力と使命感を養うとともに、幅広い知見を得させるため」としている。

校内研修と校外研修があり、校内研修は週に10時間以上、年間300時間以上と決められている。内容は、他の教員の行う授業の見学や、他教員による新任教員の授業の観察と指導などである。校外での研修は、年間25日以上とされ、教育センターでの講義や演習、社会奉仕体験、宿泊研修等がある。内容については、各都道府県、学校により異なる。

しかし、これらの研修に対して、「実際はそんなに丁寧にやっていない」「役に立たない研修が多い」という声も聞かれる。校外研修でただ講義を聞かされるより、校内でベテランの教員の授業をたくさん見せてもらった方が余程役に立ったという意見もあれば、指導にあたる教員も忙しく、また指導力の無い教員もいる。それよりも、校外研修で様々なことを広く学んだり、同期の教員との親交を深め、励ましあえる環境を作った方が良い。という意見もある。

校内か校外かというより、大切なのは内容だ。若手教員の離職率の多い都道府県や学校に対しては、研修内容の見直しを求めることなども必要になってくるかもしてない。

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